歯学
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歯学(歯科医学) 英語ではDentistry、Odontology、Dental Medicine、Dental Scienceという。
歯、口腔内、顎を含む口腔領域全般を取り扱う学問。疾患や奇形、外傷を予防・診断・治療し、また失われた歯や関連組織を回復することに関する学問と技術である。またこの歯科医学を患者へ具体的に施す行為が歯科医療である。
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[編集] 歯学(歯科医学)の領域
[編集] 1.基礎歯科学
英語ではBasic Dentistry といいます。 口腔解剖学・口腔生理学・口腔生化学・口腔病理学・口腔細菌学・歯科薬理学・歯科理工学・口腔衛生学があります。 医学の基礎的領域の中でも、とくに口腔領域について教育・研究する基礎科目の総称です。
[編集] 2.臨床歯科学
英語ではClinical Dentistry といいます。 歯科保存学・歯科補綴学・口腔内科学・口腔外科学・歯内麻酔学・歯科矯正学・歯科放射線学などがあります。 医学の臨床的分野の中でも、とくに口腔領域について教育・研究・診療する臨床科目の総称です。
[編集] 3.社会歯科学
英語ではSocial Dentistry といいます。 口腔衛生学・法歯科学などがあります。 歯科学のなかでも、基礎歯科学、臨床歯科学のいずれにも属さない部分を、社会科学の面から捉えて教育・研究する広範囲にわたった科目の総称です。
[編集] 歯学教育
大学教育の一つ。学校教育法で定められた歯科医師として必要な知識と技能を教授するための歯学部における教育。 修業年限は6年以上で、大学設定基準により、所定の一般教育科目と専門教育科目を履修することを卒業の要件としている。
[編集] 1.歯学士
大学設定基準で定められた学士の一つ。文部大臣の認定した6年制の歯科大学・大学歯学部において、歯学の正規過程を履修し、所定の試験に合格し卒業すると与えられる称号。 歯学士の称号を得ると、歯科医師国家試験を受験する資格を持つ。
[編集] 2.歯学博士
学校教育法に基づき大学院をおく大学が授与する学位の一つ。歯学士などの大学院の博士課程を修了した者、および大学院生以外で、学位論文の審査を受け独創的な研究論文として、所定の審査と試験に通った際与えられる。